パワーストーンには価格の相場の基準が曖昧だからこそ、これこそが本物・偽物としっかり区別させて売るべきだという基準もありません。
なので本当は人工的に作られた石なのに天然石と称して販売されたり、人工的に染色・加熱処理・彩度を上げるなどの加工がされても天然と言って発売されている事は少なくありません。
天然石をより綺麗にする為には人工的加工がされている石も多いですが、それでも石自体は天然なので気にしない人もいれば、逆に人工的な加工が一切ない物こそ天然石だとこだわる人もいるでしょう。
それならば店員の言う事を全て鵜呑みにせず、購入者自身もよく見極めて買わなければいけません。
では本物と偽物をどう区別したらいいのでしょうか?
厳密にいえば「簡単に区別できません」
本物かを詳しく調べる為には専門家がルーペやライトなど様々な専用の道具を使ってじっくり見て調べなければいけないものだからこそ、素人なら尚更難しい事です。
そこで「宝石鑑定士」が販売する店で購入する事によってより良い品質の天然石を安心して購入できる事かと思います。
「宝石」という文字がついていますが、宝石屋に売られているような敷居が高い物だけではなく、パワーストーンから隕石など鉱物であれば全般的に対応しています。
同じ色と透明度でも実は違う石の区別の仕方から、人工物か天然の見分け方、どのような人工的加工と処理がされているかを見極めること、品質の格付けを正しくできるという証明です。
そんな宝石鑑定士の資格を所有している天然石屋なら、より本物であると安心して購入できますね。
ちなみにネットや店頭で類似した天然石を間違って売っている事が多いので、よくある例を記載しようと思います。
◇翡翠◇
翡翠は基本的に白が多く、色が付いている方がとても珍しく希少です。その色が濃くハッキリしていると尚更珍しく値段も上がります。
しかし最近ではその翡翠に人工的に着色した物がとても多いです。これらを「B貨」として扱われます。何も無着色・含浸処理していなければ「A貨」と認められます。
なので色が濃い翡翠を安く購入できたなら…全てがそうとは言えませんがほとんどはB貨と推測されます。むしろ正真正銘・本物であるA貨である翡翠の方が高く売られているのが一般です。
◇モルダバイト◇
本物のビーズは小さな気泡が入っていて、龍川模様があるのが特徴です。
龍川模様とは、例えば紅茶を飲んだ時に中にハチミツを入れると、ハチミツが紅茶の中でふわふわ~と綺麗な模様が出ませんか?そんな模様がモルダバイトの中に入っています。
また、原石の状態では放射状に広がったかのような一定の方向に向かってモコモコとした細かな突起があります。
しかしいずれもモルダバイトの一部は中国で緑のコーラ瓶を溶かして作った偽物が最近はよく出回っています。それもプロが見ても区別がつかないほどに巧妙によく作られているのです。
なので本物であると証明した店で購入した方が良いです。
◇ブルームーンストーンとホワイトラブラドライト◇
ネットショッピングでよくある間違いですが、ブルームーンストーンを買ったら実はホワイトラブラドライドだったという例はよくあります。
写真で見た時青いシラーがあったからブルームーンストーンだと思ったのに、よく見ると黄色とか他の色のシラーも見える…。こうして実は違った物が売られていた事が多いです。
これは店側がわざとブルームーンストーンと表記した例もあれば、実は違いを知らなくて間違えて表記していた例など様々です。
更にホワイトラブラドライドが「レインボームーンストーン」として表記されている事が多いのでややこしいです。
○ブルームーンストーン=青いシラーが石の奥からボ~ッと浮かび上がっている
○レインボームーンストーン=実はホワイトラブラドライド。
たまにブルームーンストーンと間違って表記されている時がある。
表面にシラーがギラッと現れていて、シラーの色はラブラドライト同様に青や黄色・緑などの色が混ざっている。
この様に偽物があるだけではなく、店側の知識不足によって実際と間違った物を売っている事が多いです。
上記の例以外にも類似した天然石はとても多いので、このようなトラブルは少なくありません。
これも天然石業界の相場や基準が曖昧でハッキリしていない事が原因です。
だからこそせっかくの天然石を買うときには、本当に本物の石が欲しいですよね。
天然石の買い物の時は失敗や後悔してしまわない様に、購入者自身も知識を身につけて購入する事と、信頼できる「宝石鑑定士」の資格を持っている所で購入するなど心がけてください。
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