パワーストーンを買おうとすると同じ石と同じサイズなのに他のお店と価格がとても違う。更には同じ店でも価格が違ったりする事に気付きましたか？
これは石の状態や品質、仕入れのルートや規模、産地における状況等に大きく左右されます。
ですがまず品質の違いなどによる価格の変動を説明しましょう。

基本的に希少な石や人気が高い石は高いですよね。
勿論こういう石はカットが綺麗だったり、スターがあったりシラーが綺麗だったり、石の色がとても綺麗でクラックやスモーク（白濁）がない方がより価値がある為に価格が上がります。
このように透明度も高く傷が少ない、大変美しい物はどんな種類であれ価格は上がります。
なので同じ種類の同じサイズの石でも当然品質がよくて綺麗な物は価格が上がります。

ちなみにパワーストーンを買おうとした時、AAやAAAなどそう言うランク付けされる表記を見たことはありますか？
これはAが多くなるほど品質が上がるという事を表す物です。
なのでAが多い物を買えばクウォリティーが良い物が手に入ると思われがちですが、実はそうではありません。
この表記は正式にクウォリティーを表記する基準値がないので、各お店ごとによって店の判断でランク付けされている物です。
なのでとある高品質の石のクウォリティーをA店ではAAAと表記すれば、B店ではAAと表記したりしています。
更にはAの数がいくつが最高なのかも書かれていない店が多い為、Aが多いからとハイクウォリティーと言えるわけではありません。

また、人気がある石は価格が非常に高いです。
例えば日本ではラリマーとルチルクォーツが大変人気ありますね。
ラリマーもルチルクォーツも産地が限られていて、最近は産出が減ったりして鉱山が枯渇しかけている所もあります。
まず当然鉱山が枯渇している所から産出される石はより希少値が上がり価格も高騰します。鉱山主としてはまだ資源を失いたくない所なので流通させる事に渋ってしまう所もあるのでより高くなってしまいます。
それが人気ある石なら尚更ですね…。お金をかけてでも手に入れたい人がいるわけですからあり得ないほど高い価格で売られる事があります。

そして仕入れのルートや規模についてですが、これはパワーストーンに限った事ではありませんね。
どんな商品も仕入れのルートが複雑で問屋や中間業者から仕入れる程、店で売られる値段が上がってしまいますね。
ですから、これも同じ品質の石だとしてもお店の仕入れのルートや規模に大きく左右されます。
しかしパワーストーンは海外で大規模なミネラルショーが開催されていますから、日本のバイヤーが海外へ直接仕入れした所程安くなります。
ですが海外仕入れとなると円と海外通貨のレートもありますから、それによって価格が左右される事も少なからずあります。
更にはネットショップ上は勿論、実店舗でも経営する為には維持費がかかります。なのでこのような維持費に影響される事もあります。

この様にパワーストーンの価格の相場は一定の基準がないし、店の都合で変わってしまう物です。
しかしパワーストーンはできれば安く買いたいものでしょうが、同じ品質・状態・模様の石は二度とありません。
大金をはたいてでも手に入れる程価値があるのか、そこまでお金をかけるほどの価値がないかを決めるのは購入者様自身の判断にゆだねられてしまう所です。